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自分がそうであることに気がつくものですが、今では約10人に1人の女性が不妊に悩んでいると言われています。今月は、実はとっても身近な存在、不妊についてのお話です。

正常な夫婦生活を営んでいる場合、初めての妊娠でみると、結婚後6ヶ月で約65%、1年間で約80%、2年間で約90%、3年間で約93%の女性が妊娠するとされています。しかし、妊娠を希望しているにも関わらず、約2年を経過しても妊娠の成立をみない場合があります。これを一般的に不妊と言います。

基礎体温をつけることが、不妊治療の大前提となります。これにより、タイミングを把握することが可能となりますし、排卵日や月経の周期に合わせて行う検査もあるので、病院に相談する前には、基礎体温をつけておくのが良いでしょう。

不妊には、大きくわけて6つの原因があります

タイミングが悪いだけというケースはとても多く、絶対的な原因が無いにも関わらず、自然妊娠が出来ない状態です。排卵の周期が不規則だったり、周期を把握していないなど、単純にこの問題だけを解決することで、妊娠に至る確立はかなり高くなります。

男性側に問題がある場合です。精子の数などの、造精子機能の障害が主な原因として挙げられますが、精子の通り道である精管が、何らかの原因で閉鎖されている場合もあります。不妊は女性だけでなく、男性側の協力も絶対に必要となります。

排卵が正常に行われていない状態で、不妊原因の一番多くを占めています。通常は、卵巣から毎日一度、一個ずつ排卵が行われますが、ホルモンの分泌に問題があると、排卵が不定期だったり、全く起こらないことがあります。

卵管の詰りや癒着によって、卵子、精子、受精卵が通過出来ない状態で、不妊原因の20〜30%を占めています。癒着は、虫垂炎や腹膜炎の手術、クラミジア感染の増加によって、気がつかない間に発生していることがあります。

子宮の位置や形、機能に問題がある状態です。子宮は、受精卵が着床し赤ちゃんが産まれるまで成長する場所ですが、発育不全や極端に大きい小さいなど形に問題があると、着床自体が出来なくなってしまいます。

子宮の入り口部分である子宮頚管に問題がある状態です。子宮頚管は、排卵期が近づくと粘液を活発に分泌し、精子の選別を行います。子宮の入り口が狭すぎたり、粘液に問題があると精子を通過させないことがあります。

一体どうして不妊なのか、様々な検査で原因を探っていきます。
(1)月経後ホルモン検査
月経後のホルモンバランスの検査。
(2)子宮卵管造影検査
子宮の形態卵管の疎通性の検査。
(3)超音波検査
卵胞計測や内膜の厚さの検査。
(4)頚管粘液検査
粘液が正常な状態(サラサラ)かの検査。
(5)尿LH検査
排卵日の予測するための検査。
(6)フーナーテスト
精子の数や運動機能の検査。
(前日夜に性交、排卵期の朝に来院して行う。)
(7)排卵後ホルモン検査
黄体機能が正常かの検査。
(8)多のう胞性卵巣の検査
空腹時血統、インスリン、男性ホルモンの検査。
(9)精液検査
パートナーに協力してもらう検査。
(5日間禁欲後、自宅採取。)

検査の結果、必要があればホルモンの投与などを行い、正常な基礎体温に戻るように改善していきます。検査と治療を行ったにも関わらず、不妊の状態が続く場合は、人工授精と、体外受精という方法もあります。しかし、こちらは費用と時間だけではなく、気持ちの面でも大きな負担がかかります。まずは、基礎体温計をつけ、検査を受けることを優先し、人工授精と体外受精は、それでもどうしようもない場合の選択肢として考えていただければと思います。
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産科・婦人科 ひなたクリニック院長 三橋裕一 1968年福島県会津若松市生まれ。昭和大学医学部を卒業後、98年から大学病院、亀田総合病院、千葉西総合病院、せんぽ東京高輪病院、牧田総合病院(医長)、大和徳州会病院(部長)を経て、04年札幌マタニティ・ウィメンズホスピタル勤務。07年3月に産科・婦人科 ひなたクリニックを開業。 札幌市中央区北3条西4丁目1-1 日本生命札幌ビル3階 TEL.011‐204‐8000 平日/10:00〜13:00 15:00〜19:00 水・土曜/ 10:00〜13:00 休診/日曜・祝日 http://www.hinataclinic.com |



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