"rouge"は「口紅」の意であり、キュートでセクシーな女性を象徴。
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女性のお悩み相談室 産科・婦人科ひなたクリニック

見た目や体調の変化といった症状が現れにくく、発見が遅れてしまうケースが多い子宮がん。先月から引き続き、今月も子宮がんについてのお話です。


先月は外子宮口付近に発生することが多い「子宮頸がん」についてのお話をしました。今月は、子宮の内側をおおう内膜に発生する「子宮体がん」と、卵巣内に発生する「卵巣がん」についてのお話です。この2つのがんも、発見が遅れてしまうケースがとても多くみられます。


「子宮体がん」は“子宮内膜がん”とも呼ばれ、胎児を育てる子宮の袋の内側にある子宮内膜組織にできるがんです。比較的閉経後に発症することが多いのですが、閉経前に発症する方もいます。また、妊娠・出産の経験がない、動物性脂肪を好む肥満体の女性にも多く見られます。進行すると、不正出血、帯下の増加、下腹部の張りなどが症状として現れます。「卵巣がん」には種類があり、発症する年齢も様々で、ある程度大きくなければ症状があまり出ないのが特徴です。ある程度大きくなると腫瘍の破裂、茎捻転(ねじれ)の激痛で見つかる場合があります。手術が必要で、摘出後にがんとわかることがほとんどです。破裂、茎捻転が起こらずに進行すると腹部にしこりやふくらみがみられ、背部痛や腰痛も現れます。



「子宮体がん」と「卵巣がん」は、どちらも症状が現われるようになる頃には、ある程度の大きさに成長してしまっているケースが多くみられます。生命に関わる危険性も高いこの子宮がんを早期発見するためには、定期的な検査を受けるしかありません。「子宮体がん」の場合は、ボールペーンの芯のようなストロー状の棒を子宮内に入れ、細胞を取って検査をします。「卵巣がん」の場合は、超音波による検査でしか発見ができません。先月お話をした「子宮頸がん」、そして「子宮体がん」と「卵巣がん」。この3つの子宮がんは、検査の方法が違います。つまり、1つの検査をしても、その他の子宮がんの発見には繋がらないことがあるのです。検診を受ける際は、子宮がん検査に加え、超音波検査をおすすめします。



発見された場合は、やはり手術による切除が一般的です。「子宮体がん」は子宮を摘出する手術が中心となります。しかし、早期のがんに対しては患者さんに妊娠・出産の希望がある場合には子宮を残してホルモン療法を行うこともあります。「卵巣がん」は超音波検査しかできないので、悪性か良性かやひろがりの程度は手術により診断していく場合が多いといえます。通常は、両方の卵巣を切除しますが、早期のがんでは、出産を希望する場合は、腫瘍のある方の卵巣、卵管、大網のみを切除することもあります。

札幌市の子宮がん検診の補助制度
条件:20歳以上の遇数年
子宮頸がん検診 料金1,400円
子宮頸がん検診+子宮体がん検診 料金2,100円
産科・婦人科 ひなたクリニック
院長 三橋裕一



1968年福島県会津若松市生まれ。昭和大学医学部を卒業後、98年から大学病院、亀田総合病院、千葉西総合病院、せんぽ東京高輪病院、牧田総合病院(医長)、大和徳州会病院(部長)を経て、04年札幌マタニティ・ウィメンズホスピタル勤務。07年3月に産科・婦人科 ひなたクリニックを開業。

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