"rouge"は「口紅」の意であり、キュートでセクシーな女性を象徴。
"non"を付けることで、「素顔の」「本音の」という気持ちを込めました。

「歯科先進国」と呼ばれるスウェーデンやアメリカでは、診療技術が進んでいるのではなく、歯を大切にする「予防歯科」という考えが根付いています。虫歯ができてから歯医者さんに通い始めるのでは遅いのです! 今号から始まるこの連載では、日本の歯科医療などについて、女性歯科医の佐藤聖子先生にお話をうかがいます。第1回目は「予防歯科」についてです。


日本人の歯への意識と予防歯科のすすめ

編集部(以下:編) 先生は「予防歯科」を推奨していますが、どうしてですか?
佐藤聖子先生(以下:聖) 日本人が歯医者さんに足を運ぶのは、たいてい「歯が痛くなってから」ですが、それでは遅いのです。痛みがある場合、虫歯はかなり進行しています。治療には、「削る」「抜く」など、大切な歯を傷つけてしまう可能性も高くなります。ですから、歯の表面が白くなったなど、前兆を見つけたら、すぐに歯医者さんに行くことが大切です。
 しかし、前兆に気づくのは、難しいように思います。
 そうですよね、毎日、鏡は見るものの、見ているのは、髪や顔で、歯をしっかり見ている方は少ないと思います。「痛くなってからでは遅い」「前兆に気づきにくい」となると、「予防」が大切になってきます。ですから、定期健診を心がけ、「予防歯科」を推奨しているのです。
 なるほど。では、予防歯科に適した通院は、どれくらいのペースが良いのでしょうか?
 私が患者さんにオススメしているのは、3ヶ月に1回のメンテナンスです。毎日の歯磨きだけでは落とせない細菌の塊(バイオフィルム)を除去することによって、虫歯や歯周病の予防ができます。バイオフィルムとは、言うならば、排水溝のぬめりのようなものですね。更には、「唾液検査」を受けてみるのもオススメです。ご自身の虫歯の原因を知ることができますよ。
 それならお仕事をされている方や、主婦の方でも面倒にならずに通えそうですね。先生は、特に女性に向けて「予防歯科」をオススメしているそうですが、それはどうしてですか?
 多くの女性が出産後、歯がボロボロになる…。などという話を聞いたことはありませんか? そして、その原因は何かご存知ですか?
 その話は聞いたことがありますが、原因まではわからないですね。
実は、妊娠中につわりで嘔吐がある方が多いと思うのですが、嘔吐物に含まれる酸によって、歯のミネラルが失われ脆くなり、虫歯になりやすい環境を作ってしまうのです。
 では、うがいや歯磨きは必須ですね。
 更にお話すると、歯垢(プラーク)が含む歯周病菌の中には、女性ホルモンが栄養源となり、繁殖するものもあります。妊娠中は、こまめに歯磨きをすることが大切です。更に、歯周病は早産、低体重児の原因となるという報告も、歯科医師の間では重要視されています。
 そうなんですね! 女性は歯に対してのケアが男性よりも重要なんですね。
 虫歯になってからでは治療期間や費用もかさみます。ですから私は「予防歯科」の重要性を知ってもらいたいのです。予防型歯科先進国であるスウェーデンでは、80歳の方で残っている歯の数は20本以上あるそうですが、日本では8本以下と言われています。(図)予防歯科の検診は、痛みもともなわず、残せる歯を増やせる画期的なケアなんですよ。
 予防歯科の大切さが理解できました。私も3ヶ月に1回は定期健診を受けるよう、心がけようと思います!

歯に付着した食べ物を洗い流す、唾液の量や分泌速度を知るのは、予防歯科の基本です。 唾液が持つ酸を中和させる働きのこと。虫歯ができた時の進行速度がわかってきます。
虫歯のきっかけを作る菌のことで、口腔内に潜んでいないか確認します。 虫歯を進行させる菌で、虫歯の穴の奥深くに存在し、見つかるとほとんどの場合、虫歯があります。

院長 歯科博士
佐藤 聖子 先生

出身地 札幌
平成10年3月 日本歯科大学卒業
平成10年4月 東京医科歯科大学 歯学部医歯学総合研究化(歯学系)入学
平成14年3月 歯学博士学位取得
その後…東京、札幌の歯科医院勤務を経て
平成22年6月 ピュアスマイル レディデンタルクリニック開院

札幌市中央区大通西3丁目11 せんばビル6F
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