"rouge"は「口紅」の意であり、キュートでセクシーな女性を象徴。
"non"を付けることで、「素顔の」「本音の」という気持ちを込めました。

 FMノースウェーブのパーソナリティーとして活躍する竹本アイラさん。人気DJとしてリスナーに元気な声を届ける一方で、主婦の再社会進出を支援する企業「PLAN‐A」代表として多忙な日々を送っている。
  「学生の頃からモデル、その後レポーターやレースクィーンなど人前に出る仕事をしていたんです。ノースウェーブでは素の自分を出せリスナーの反応がダイレクトに解るラジオパーソナリティーの魅力を知り、DJとしてもっと認知してもらいたい、ということが目標になりました」。
  そして独自のハスキーな声と飾らないトークが支持され、人気を博し始めた頃に転機が訪れる。
  「これから! と意気込んでいたときに妊娠が解ったんです。結婚して何年も経ってからのことだったのでもちろん嬉しかったですが、DJとして自信が付き始めた頃だったので、とまどいも正直ありました。それに出産を理由にやりたいことは諦めたくなかったんです。一旦退職の形にはなったんですが、必ず戻ると心に決めてました」。
  そして出産翌日に早速、復帰希望の電話をしたという。夢を叶えるためには行動を惜しまない彼女は、産後3ヶ月で職場復帰を果たす。
  「復帰当初は夫にも誰にも頼らずに家事も育児も仕事も自分でこなす!と思っていました。でも完璧にしようとすればするほど無理がかかりだめでしたね。夫をはじめ両親や周囲に協力を得られてから、精神的にも楽になり結果として仕事も子育ても両立できたと思っています」。

 復帰して仕事に励む中、子どもを通じ母親友達も増えた彼女。そこで気付いたのは、結婚や出産、旦那さんの転勤などで夢や仕事を諦めている女性が多い現状だった。
  「結婚前のキャリアや趣味、特技などのバックグラウンドを聞けば聞くほど同じ悩みを抱えている女性が多いと感じました。主婦であるからと諦めている人たちに、独身時代の経験や資格を再び開花させる力添えをできたら、と思ったんです」。
  そんな想いから主婦の社会再進出を支援する企業PLAN‐Aを立ち上げ、ホームページ「MaM‐CaN」で会員登録を呼びかける。
  「サイト名は『主婦の可能性』と『主婦の才能は缶詰のように沢山詰まっている』という意味を込めています。海外では子どもを産むと経験値が上がると考えられるんですが、日本ではマイナスに思われがち。再就職したくても、主婦は残業や接待ができないなどの理由で面接に落ちてしまうケースが多いんです」。
  各企業や行政に主婦の雇用数を検討するよう促している彼女。各地で公演も行い、年明けは女性の再社会進出セミナーを行う予定だ。
  「どうしたら社会との壁が取り払えるかが一番の課題です。でもそのためには主婦の意識改革も必要。仕事と家庭を両立すると決めたからには、仕事も育児と同じ位高い志を持ってもらいたいです。いずれとも悩み迷い、やっと何か掴めるものだと思うんです」。

 現在、MaM‐CaNには約450名の会員が所属。会員ミーティングでは子育てや仕事相談と同時に会員の意見を反映させた商品開発も行い、道産トマトを使った「ママのマジックトマトソース」や12月19日に発売したばかりのチーズソース「フロマジェール」などの商品が生まれた。
  「主婦向け商品を開発しても、マーケティングしている企業って実は少ないんです。ターゲット層の主婦一人ひとりの声は、社会に意見を反映できる価値があるもの。MaM‐CaNでは、家族に安心かつ安全なものを提供したいという会員さんの母心から生まれた商品ばかりです」。
  寝食を惜しみ仕事をしているイメージの彼女だが、仕事人間ではないという。バランス感覚を得られたこそ、仕事と家庭を両立してこれたそう。
  「私はワーク・ライフ・バランス(仕事と生活のバランス)という言葉をよく使うんですが、母であり妻である自分と仕事のバランスを保つように意識しています。例えば娘との最低限の約束として毎日夕方6時には家に帰り、休日は家族と過ごすようにしています。そうすることで仕事量をセーブしバランスがとれ結果として良い仕事に繋がるんです」。
  そんな彼女にとって、生きがいのある生き方とは。
  「MaM‐CaNのロゴは、赤ちゃんを抱いている女性が子どもの成長後に1人の女性に戻るというイメージからできてます。私も子育てが終わり1人の女性に戻ったときに後悔しない生き方をしたい。自分を信じて愛し、良い年の重ね方をしていきたいですね。それに洋服や化粧で『女』を楽しむことも大切。『子どもがいるように見えない』というセリフは褒め言葉ですが、それが当たり前になる位、子を持つ母親たちが輝いていけるといいですね。自分が生き生きしているのは家族にも伝わり、子どもから格好良く見えるのは素敵なことです。輝く女性になるには、まず自分自身が楽しんでいくことです」。
竹本 アイラさん
AIRA TAKEMOTO
 
有限会社PLAN‐A代表取締役
ラジオパーソナリティー
 
札幌市北区北6条西6丁目2‐11
TEL.011‐746‐4117
http://www.mam-can.com/