"rouge"は「口紅」の意であり、キュートでセクシーな女性を象徴。
"non"を付けることで、「素顔の」「本音の」という気持ちを込めました。

のほぼ真ん中に位置し、目と同じぐらいにその人のイメージを司っているのが鼻です。それだけに鼻の形や大きさで悩んでいたり、コンプレックスを抱いている方はたくさんいらっしゃいます。
  昨今、我々の業界では鼻に対しての施術が進化しています。基本的なアプローチの手法自体はとりわけ大きな変化を遂げているわけではありませんが、道具の進歩によって以前よりもすみやかに患者さんの要望に沿った隆鼻術が可能となりました。特に、プロテーゼ(人工軟骨)に関しては、その人に合った形状に材質が加工しやすくなったのはもちろん、耐久性、耐熱性も格段にアップしています。また、昨今注目されている、ヒアルロン酸を注入による隆鼻術も需要が高まりつつあります。注射で1cc入れるだけで鼻はみるみる高くなります。ただし、ヒアルロン酸の場合は半年で元に戻ってしまうことと、鼻の先端に効き目がないというデメリットがありますが、即効性とお手軽感も手伝って、人気は高いです。
  今、紹介した2つの施術は主に鼻を高くするため、現状の鼻にプラスアルファの要素を与えるといった施術ですが、逆に鼻の形状を小さくすることで鼻を高く見せる効果を促すという施術があります。それが小鼻縮小術です。
  左右の目頭と口元を結んだラインから小鼻が外側にはみ出ている場合、どうしても鼻が横に広がって見え、そのせいで鼻の穴が強調されれてしまいがちです。いわゆる、「あぐら鼻」や「獅子鼻」と呼ばれるものですが、こういったバランスの悪い鼻を気にされている方は大勢いらっしゃいます。そんな方に最適なのが小鼻形成術です。小鼻の立ち上がる部分を中央に寄せ、さらにやや上方に引き上げることで、縦と横のバランスが変わってくるので、それだけで鼻のラインが際立って見えるのです。女性らしい顔立ちにスマートな小鼻は大切です。
 
の病院に鼻のことで相談にいらっしゃる方の要望は、「鼻筋を通したい」「鼻を高くしたい」というのが大半です。初めから「小鼻を……」ということでいらっしゃるのは全体の2割もいるでしょうか。「理想の鼻」=「鼻筋の通った、高い鼻」というのが頭の中にあるようで、とりあえず、鼻筋と高さを気にされています。
  ところが、実際カウンセリングに臨んでみると患者さんの要望と治療のための施術が、一致しない場合がります。例えば、あぐら鼻、獅子鼻を鼻筋の通った高い鼻にしたいと望んでいるとします。その要望をダイレクトに受け入れるのならば、プロテーゼを入れる施術になるのでしょうが、必ずしもそれが患者さんにとって良い結果を得られるとは限りません。
  これは我々の業界の難しいところではありますが、実は、明確な形での手術適用っていうのはありません。外科や整形外科などの場合は、検査データの数値だったり、画像診断でこういう所見があるから手術の適用というふうになりますが、美容外科ではそうはいきません。強いてあげるとすれば、患者さん本人の意志が手術適用になる、とでもいいましょうか。患者さん本人が望めば、それで手術適用なんですよね。大切なのは患者さんの心をしっかりと診断すること。ですから私は、カウンセリングこそがもっとも大切なものとして位置付けています。患者さんの意を汲み取り、果たして、手術をすることでいい結果が得られるかどうかを見通すののが、我々の大きな仕事でもあります。
  カウンセリングの時には、まず患者さんの要望を確認した上で、現状の認識に入ります。隆鼻術の相談の場合、実は患者さん本人が考えているよりも鼻は低くない例も少なくはありません。プロテーゼを入れ込むことで確かに鼻根は高くなりますが、入れた分、先端もいっしょに高くなってしまいます。プロテーゼの先端を細く加工することで、鼻先が高くなる割合を軽減できますが、鼻全体が大きくなる印象までぬぐい去ることはできません。ともすれば、テレビなどで見かけるお笑い芸人の外人コントの付け鼻のようにならなくもありません。
  患者さんの鼻自体、そんなに低くない。そういう時にするのが、小鼻形成術のガイダンスなのです。
  まず最初に説明するのが、顔のバランスです。小鼻を小さくすることでどんな顔になるのかをイメージいただけるように、細い棒で小鼻を押し込んだ状態の顔を撮影。パソコンに取り込み、モニタに映し出して、普段の顔と比較しながら説明します。鼻根と鼻先の状態を説明し、顔のバランスから考え、最善の施術を患者さんといっしょに模索していきます。
  手術の内容は小鼻の両脇を切除し、広がった小鼻を整えるというものです。基準となるのは、目頭と唇の両端を結んだラインから飛び出した小鼻の部分です。切除し、内側に入れ込む幅は2ミリ程度です。わずか2ミリではありますが、顔にとってはとても大きな距離であり、見た目の印象は以前とがらり変わってくるのです。手術時間は30分〜40分ぐらい。どんなに難しい場合でも、1時間はかかりません。
  手術の際に医師として注意するのは、デザインです。正面から見た時に鼻の穴が正面から見えたりすることのないよう、ラインを形づくっていきます。デザインの良し悪しが、仕上がりを大きく左右します。
  術後のケアも大切です。手術が終わってから抜糸までは5日間程度。後戻りみたいなことがあるので、傷跡に保護の役割を果たすテープを貼ってもらいます。術後処置が悪いと傷が広がったり、盛り上がったりするおそれがあるので、患者さん自身のホームケアが大切になってきます。
  小鼻切開術の面白い点は、確かに顔の印象は変わっているのだけれど、どこにどういう施術を施したのか、分からないという点です。プロテーゼを入れ込んだ時は、明らかに顔つきが変わるので、鼻に手を入れたのがわかってしまうものです。小鼻の場合は、鼻そのものの形は変わっていないので、高くなった印象を与えるのだけれど気付きにくいという側面があります

正面から向き合った時に、鼻の穴がどう見えるのかが肝心。他のパーツとのバランスを見きわめながら、最終的にデザインを決定する。仕上がりを決めるのは、「術前のデザインが4割、術後の管理が4割、手術が2割」だという。小鼻縮小術のほか、鼻の先を下げる手術もある。




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