"rouge"は「口紅」の意であり、キュートでセクシーな女性を象徴。
"non"を付けることで、「素顔の」「本音の」という気持ちを込めました。

中村雅人の 葡萄畑で会いましょうvol.09 メニューはワンコースのみ しっかり時間をとってゆったり過ごして

 今回のゲストは、私がお手伝いさせてもらっている番組「LOVE ON TV」でナレーションを担当してくれている、HBCアナウンサーの邑田みさきさんです。その関係から、番組の打ち上げなどご一緒する機会も多く、いろんな話をする中で、お気に入りのお店として伺っていたのが、こちらの「ノーヴァイタリアーナ・オゾニコ」。季節も2月ということで、女性に人気の同店ならバレンタインディナーにはぴったりでしょう。
  今回はこちらで、今の時期お勧めという「フランス産フォアグラのソテー マディラの塩を使ったソース」にイタリア、ヴェネト州の赤ワインを合わせることにしました。フォアグラは古代ローマの時代から愛されて続けている味で、高価な食材として一般的に認識されています。食べ方は大きく分けると、冷製のテリーヌ仕立てか、火を入れたポワレのどちらかでいただくことが多いですね。一般的に冷製だとオードブルとして出されることが多く、白ワインを合わせるのがポピュラーです。一方火を入れたフォアグラは、メイン料理として登場し、その際に合わせるのは赤ワインが一般的です。
  今回オゾニコでいただいたフォアグラのソテーは最初、外側にフォークを入れた瞬間には「硬いかな?」と思いましたが、ちょっと力を込めてナイフを入れると中はトロトロ! 口に入れると初めにかすかな甘味を感じ、次に濃厚でオイリーな味わいと旨みがグングンと突き上げてきます。後味も非常に長く、舌触りや香りも最高! 
  この料理にあわせたのはマァジ社のワイン「カンポフィオリン'03」。イタリア北部のヴェネト州にある、ロミオとジュリエットの物語の舞台としても有名な、ヴェローナという由緒ある町で造られたワインです。ヴェローナは悲劇の舞台だけでなく、古くからおいしいワインのためのブドウ畑でも有名です。なんとマァジ社は、650年も続くダンテの子孫セレーゴ・アリギェーリ伯爵家の所有する畑で収穫されるブドウからワインを造っているのです。歴史が深いですね。口に含むとブラックベリーやプルーン、ショコラなど、とにかく香りが豊か! 口当たりは滑らかですが、シッカリとしたタンニンとベリー系の果実を凝縮したような旨みが広がります。
  このワインと合わせることで、濃厚で自己主張の強いフォアグラの脂身が豊富なタンニンと溶け合い、しつこさのない滑らかな味わいに感じられ、最後までおいしく料理の味と香りを楽しめます。
  そうそう、こちらのお店で食事をした時は、ドルチェは必ず頼んでくださいね。数あるレストランの中でも、ドルチェをここまでシッカリと作りこんでいるお店は少ないと思います。美しく、ガラス張りのショーケースの中で飾られているドルチェは季節感もたっぷりで、2人の素敵な食事の締めくくりに大きな満足感を与えてくれるはずですよ。
 
フランス産フォアグラのソテー マディラの塩を使ったソース 2,500円
 
MASI CAMPOFIORIN '03 マァジ カンポフィオリン 03
ボトル4,500円
Le Musee
TEL.011ー210ー0025
札幌市中央区南2条西5丁目 テラス2.5ビル3F
ランチ11:30〜14:30(L.O.)
       〜15:00(土・日曜・祝日L.O.)
ディナー17:00〜22:15(L.O.)
中村雅人/札幌ワインスクール主任講師。数多くソムリエ認定資格者の育成に力を注ぐとともに、ワインとファッションを絡めたセミナーでも人気を博し全国区で活躍。最近はHBCテレビ「LOVE ON TV」にて表、裏でアドバイザー的に活躍。また、人気ブログランキング(全国レストラン部門)で常に上位をキープする「天気晴朗なれど波高し」(http://blog.livedoor.jp/masahitovolvo/)も評判。「何を飲むか、より誰と飲むか」が身上。